8/19/2015

STゼンターリ顆粒水和剤(BT剤)

ゼンターリ顆粒水和剤

概要

害虫の中でアオムシ・ヨトウムシ・ケムシなどのチョウ目害虫の幼虫の消化液はアルカリ性です。本剤はそのア ルカリと反応して効果があらわれる殺虫剤です。チョウ目害虫が本剤を作物とともに食べると、幼虫の消化管の 中で有効成分の結晶毒素(殺虫性タンパク質)がアルカリ性消化液で分解されて活性化し、中腸の壁にある幼虫 特有の受容体(レセプター)と結合して細胞を破壊して麻痺、摂食停止、衰弱させて死に至らせます。完全な致 死までには1~3日かかりますが、摂食はすみやかに止まりますので食害を最小限に抑えることができます。一 方、動物がBT剤を食べても腸には結合するレセプターがなく、体外に排泄されるため人畜への影響はありませ ん。
  • 薬剤登録 農林水産省登録第21734号
  • 有効成分 バチルスチューリンゲンシス菌の生芽胞及び産生結晶毒素10.0%
  • 性状:淡褐色水和性細粒及び微粒

特徴

  • 野菜類・果樹類・いも類・豆類に収穫前日まで使用できます。
  • 化学殺虫成分を使わず天然成分を使用し、環境への影響も少なく、有機農産物栽培(有機JAS)や芝生の害虫退治にもより安心して使えます。
  • 自然界にいる天然微生物(B.t.菌)が作る有効成分が、アオムシ、ヨトウムシ、ハマキムシなどチョウ目害虫に効果をあらわします。特にヨトウムシに高い効果を発揮します。
  • 水に溶かしやすく扱いやすいです。
  • 散布後、害虫が退治されるまでは時間を要しますが、食害は直ちに止まるため被害防止に役立ちます。効果はハスモンヨトウ(無降雨条件)で約1~2週間持続します。

効果のある害虫

アオムシ、コナガ、ヨトウムシ、オオタバコガ、ハスモンヨトウ、シロイチモジヨトウ、ウリノメイガ、キアゲハ、タバコガ、シロイチモジマダラメイガ、ハマキムシ類、シイタケオオヒロズコガ、チャノコカクモンハマキ、チャハマキ、ヨモギエダシャク、スジキリヨトウ、シバツトガ、タマナヤガ アワノメイガ、ベニフキノメイガ(2015年追加)

対象作物

草花

きく、カーネーション、ストック、芝

野菜

野菜類、はくさい、うり科野菜類、パセリ、いも類、豆類(種実)、えんどうまめ、さやえんどう、実えんどう、ふじまめ、しょくようほおずき、とうもろこし、からしな(種子)、そば、しいたけ、茶

あわ、ひえ、えごま(2015年追加)

果樹

果樹類

希釈倍率

1000倍~2000倍

注意点

  • 石灰硫黄合剤、ボルドー液などの農薬及びアルカリ性の強い葉面散布施用の肥料などとの混用はさけてくだ さい。
  • ミツバチの巣箱及びその周辺にかからないようにしてください。受粉促進を目的としてミツバチ等を放飼中の施設や果樹園等では使用をさけてください。
一例です。全文はこちらのページをご参照ください。

水で希釈したBT剤は長期保存が利きませんので早めに使いきれる個包装タイプがおすすめです。

文責

このページは2018年4月20日の時点の内容です。最新情報については住友化学園芸の説明をご覧ください。