11/27/2017

津田かぶの育て方(無農薬・有機栽培)

津田かぶの育て方(無農薬・有機栽培)

津田かぶ

津田かぶ(津田蕪)とは出雲地方の伝統野菜で太く短い蕪(かぶら)です。津田かぶは10cm程度の小さな蕪です。根は赤く根の先端が白く曲がっており愛らしい姿が魅力です。

種まき

津田かぶの栽培に適した種まき時期は秋頃です。涼しくなった頃に根茎が肥大して11月の終わりごろから12月頃に収穫できるようになります。種子の袋に種まき時期の目安が書かれていますが、私の場合、遅めの種まきにしたほうが生育がよかったです。寒冷地では8月から9月、中間地・温暖地では9月から10月が種まきの適期です。

育て方(無農薬)

津田かぶを育てるには玉ねぎマルチが最適です。津田かぶを無農薬で育てるには種まきの時期と周辺の除草が重要です。秋の昆虫が盛んに鳴いている時に種まきをすると、バッタやコウロギ、モンシロチョウの幼虫などに葉を食害されますので、虫の声がひと段落したあたりが種まきに適していると思います。

津田かぶの育て方(無農薬)
津田かぶの無農薬栽培

このようにマルチの穴に種子を撒き、まびきながら最終的に1株だけ残します。

無農薬なので葉裏に毛虫や虫卵がついている場合がありますので、収穫後はしっかり洗い、なるべく生で食べないようにしましょう。

津田かぶの育て方(有機栽培)

津田かぶ

津田かぶを有機栽培で育てるにはBT剤という薬剤がチョウ目の幼虫に効きます。しかし有機栽培に使える薬だからといっても殺虫剤で農薬ですから葉を人が食べる際には残留農薬に注意しましょう。殺菌剤はなくても津田蕪を育てることが可能です。

冒頭に掲載しました写真程度の虫くいであれば無農薬で十分育てることが可能です。

収穫

収穫した津田かぶ
収穫した津田かぶ

津田かぶの収穫の目安は根塊の直径が3cmくらいになって見た目が大きくなったら適期です。この品種はそれほど肥大しませんが、少なくとも日野菜蕪よりも太いです。この写真の状態で根はやや硬くなっておりましたので、小さいうちに収穫したほうがよいと思います。

津田かぶの種

津田かぶの種子は通販でも購入することができます。

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