資料室

有機JAS認証制度についての資料室です。



  • 農林水産省 有機食品の検査認証制度(リンク
  • 農林水産省 JAS規格ロゴマーク(リンク
  • 農林水産省 はじめての人のための有機JAS規格(リンク
  • 農林水産省 有機農産物の日本農林規格(リンク
  • 農林水産省 有機登録認定機関一覧(リンク



有機JAS認証制度のまとめ

有機JASマーク


有機JASマークは、太陽と雲と植物をイメージしたマークです。農薬や化学肥料などの化学物質に頼らないで、自然界の力で生産された食品を表しており、農産物、加工食品、飼料及び畜産物に付けられています。

有機食品のJAS規格に適合した生産が行われていることを登録認定機関が検査し、その結果認定された事業者のみが有機JASマークを貼ることができます。

この「有機JASマーク」がない農産物と農産物加工食品に、「有機」、「オーガニック」などの名称の表示や、これと紛らわしい表示を付すことは法律で禁止されています。



農産物の有機JAS認定までの流れ


条件

  • 2年以上農業に従事している。
  • 多年生の農作物を作付けしている圃場は農産物の収穫前に3年以上、それ以外の農産物の場合、播種又は植付前2年以上有機的な管理をしていている。

手順1

  • 認定機関において有機JASセミナー指定講習会を受講する。

手順2

  • 申請書を作成し、申請料と検査料を添えて認定機関に提出する。

手順3

  • 圃場を検査し、検査料を支払う


手順4

  • 判定の結果、認定の通知が届く


手順5

  • 有機JASマークのついた見本を作成し、認定協会に提出する


手順6

  • 毎年、圃場の検査を受ける→手順4へ




有機JAS認定にまつわる申請料金・検査料金


金額はおおよその料金です。

申請料

個人35,000円~
法人7,0200円~
団体7,0200円~


検査料

個人20,000~3時間を超えると10分ごとに400円+交通費
法人25,000~3時間を超えると10分ごとに400円+交通費
団体25,000円~+6500円×人数~3時間を超えると10分ごとに400円+交通費


合計

個人55,000円~
法人95,200円~
団体95,000円~6,500円×人数分



食品加工も同様に有機JAS認証を表示するために高額な費用を請求されます。
JAS認定にかかる費用があまりに高額ですので地方自治体の独自の無料の認証制度がある場合がございます。




有機JAS認定制度についての個人的見解

私は専業農家ではありませんし、地元の農家の様子を拝見していても、とても有機JASに登録できるような余裕がありません。そもそもこの認定料は日本の農業の現状に対して高すぎで、道の駅に出荷している高齢者の収入は年に十万もない方がほとんどでしょう。恨むなら戦後の農地改革を・・・と本質的にはそうなるのでしょうけど、大規模な土地がないと有機JASの認証制度を生かした有機栽培は不可能であると思います。料金を見ると交通費も支払うとありますから、申請者の気持ちとしては手土産のひとつやふたつ、いいえ、人数分くらいは渡してしまいたくなるでしょう。そうなると実際の有機JAS認定に係る出費は倍以上するのではないでしょうか。有機JAS認定制度そのものが腐敗の温床となりかねない仕組みですので、そのあたりのことはどうなっているのか取材して明らかにしてもらいたいですね。